おまとめローンって結局おトク?概要・歴史・メリット・デメリットをチェックしよう!

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おまとめローンって結局おトク?概要・歴史・メリット・デメリットをチェックしよう!

複数の金融機関でお金を借りてしまうと、返済先が各金融機関で異なるため、手間もかかりますし利率も違います。
そこで役に立つのが「おまとめローン」という制度です。

借入先を一つにまとめ、より有利な返済先を選べる反面、気を付けないと痛い目を見ることも。
この記事では、おまとめローンは本当におトクなのか、制度の概要や歴史を紐解きながら、メリット・デメリットをご紹介します。

◎おまとめローンって、何をまとめてるの?

冒頭でも少し触れましたが、おまとめローンでまとめているのは「複数の金融機関で組んだローン」のことです。
かんたんに言うと、複数の会社・銀行でローンをたくさん組んでいる人が、ローンの金額を一本にまとめて支払う方法です。

一見すると、借りたお金の総額は変わらないため、あまり消費者側に利益がないように思えます。
しかし、返済先を一つに絞れる点・債務先の利子によっては負担が安くなる点などがメリットと認識され、債務整理などの一つの方法として一般に広く知られるようになりました。

◎おまとめローンが生まれた歴史的背景

おまとめローンの仕組みは、2000年代に入ってから広く知られるようになったため、比較的歴史の新しい仕組みです。
これは、バブル崩壊に伴い発生した多重債務者への対策として、大手金融機関以外の金融機関が取り入れたプランの一つです。

銀行業が規制緩和によって再編成を強いられたのは、いわゆる金融ビッグバンによって市場原理が銀行業にも適用されたからです。
競争の自由化が進んだことで、大手銀行も合併を進め、残った中小銀行は商品内容を差別化しなければ生き残りが難しくなりました。

そこで、自行で長期的に利子を支払ってくれる顧客を囲い込むため、複数の金融機関に借金がある借り手をつのり、総額を一括返済する代わりに相当額を融資するおまとめローンの仕組みが生まれました。
不動産購入時のローンなどは、特に借り換えの競争が激しい分野の一つで、不動産のおまとめローン専門のコンサルティングを行っている業者もいるほどです。

◎おまとめローンを使う場面

おまとめローンを使おうと考える場合、消費者金融など複数の会社からお金を借りていて、それぞれの返済日や返済期間がバラバラというケースが考えられます。
一社だけでも借金は気が重く、それが複数社続いて返済金額も異なる状況では、忙しい中で「いつ・どこに」借金を支払えばいいのかを忘れやすくなります。

そこで、バラバラの支払い先を一つにまとめれば、支払いスパンを統一し、金額が分かりやすくなります。
原則として、おまとめローンを使う場面は、紛らわしいものをひとまとめにする状況が想定されます。

◎おまとめローンを選ぶメリット

おまとめローンを選ぶことで、多数あった借入先が一つにまとまるため、毎月の返済につき手間がなくなり、不安も減ります。
どんな人でも、引き落としの回数が複数回あると、口座の残高が足りているかビクビクするものですから、返済日が1日にまとまるのはありがたいはずです。

また、各金融機関・貸金業者によって、貸付けの金利はまちまちです。
仮に、おまとめローンによって金利が安くなるなら、その方が得をするでしょう。

◎おまとめローンの意外なデメリット

おまとめローンを使う際に覚えておきたい「意外な」デメリットとしては、プランによっては金利が相対的に見て高めのケースもあることです。
消費者金融から比べれば銀行の金利は安いものの、多重債務者は貸し倒れリスクが高いと判断されるため、金利にも少なからず影響を及ぼしてしまうのです。

また、利息制限法による引き直し計算が受けられないため、法律に触れる金利を支払っていた「過払い金」を取り戻す機会を失ってしまうおそれもあります。
もし、2010年6月17日以前に消費者金融などから借入れを開始している人は、おまとめローンに切り替える前に、減額・過払い金返還の手続きを行うことをおすすめします。

◎おわりに

おまとめローンを使えば、複数の借入先を一つにまとめられるため、その分返済の手間が減ります。
また、過去に借り入れていたローンの金利によっては、おまとめローンによって金利が安くなるケースもあります。

しかし、逆に金利が高くなったり、過払い金を取り戻す機会を失ったりするおそれもあります。
おまとめローンに切り替える際は、自分が確実に得をするか、事前のシミュレーションが大切です。

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